CentOS 7 OSインストール

CentOS 7.7 をインストールする〜NetInstallを利用〜

coffee-3025022 CentOS 7
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W3Techs の WEBサイトのLinux シェア情報 によると、CentOS は Ubuntu、Debian に続いて 3番目に良く使われている OS です。これからインストールおよび初期設定を行います。

PC環境・準備事項

  • PC 環境
    • MacBook Pro (Retina, Mid 2012)
  • ハードウェア:Dell inspiron 3250
    • Processor : Intel® Celeron® Processor G4900 (2M Cache, Up to 3.1 GHz)
    • Memory : 4GB, 4Gx1 DDR4, 2400MHz UDIMM
    • Hard Drive : 3.5 Inch 1TB 7200 rpm Hard Drive
    • Video Card : Intel® UHD Graphics 610
  • CD/DVD もしくは Bootable USB stick
    • Network install のため、iso ファイル をダウンロードした後、 CD/DVD もしくは USB に書き込む必要がありますので、あらかじめ用意しておいてください。
    • また、WiFi 可能な環境であれば、より迅速にインストールすることができます。

NetInstall を利用してインストール

CentOS7.x Netinstall Guide をベースにインストールしていきます。

CentOS 7.7 NetInstall image をダウンロード

ios ファイルは、64-bit (x86_64) image のみ利用可能です。
CentOS 7.7 x86_64 version > 複数のリンクから1つ選択してクリック > CentOS-7-x86_64-NetInstall-1908.iso をダウンロードします。

centos-7-netinstall-1
▲ CentOS-7-x86_64-NetInstall-1908.iso ファイルをダウンロード (2019/10/16現在)

CentOS 7 Image を CD/DVD または、USB に書き込む

MacOS ですと、外付CD・DVDドライブを PC に接続した状態で、先ほどダウンロードした iso ファイル を右クリックするだけで DVD などに書き込めます。

centos-7-netinstall-2
▲ ディスクイメージをディスクに書き込む

CentOS 7.7 をインストール

Boot オプションをCD/DVD/CD-RW Drive に変更します。

OS をインストールするためインストール CD から起動するように変更する必要があります。手順はハードウェアによって異なります。ここでは Dell の inspiron3250 の例です。PowerOn 以降 F2 を押し続けると、BIOS セットアップ画面が表示されます。

次のように変更します。

  1. BIOS セットアップ > Boot > Secure Bootdisable
  2. Boot List Option で、UEFI Legacy に変更
  3. 1st Boot PriorityCD / DVD/ CD-RW Drive に変更

変更内容を保存して再起動します。
CD/DVD を読み込み、CentOS 7.7 のインストールが始まります。

CentOS7.x Netinstall Guide 通り進めてください。
  • 1
    Setup Network and Hostname

    ネットインストールのため、この設定は必ず行いましょう。

    Hostname は OS 設置後いつでも hostnamectl コマンドで変更できます。

    [root@centos7 ~]# hostnamectl   ← サーバ情報
    
    Static hostname: centos7
             Icon name: computer-desktop
               Chassis: desktop
            Machine ID: b970f3a2510f48c8bce2ca50616aff27
               Boot ID: 12127bb4e0b94048b795f399682734d3
      Operating System: CentOS Linux 7 (Core)
           CPE OS Name: cpe:/o:centos:centos:7
                Kernel: Linux 3.10.0-957.12.1.el7.x86_64
          Architecture: x86-64
    [root@centos7 ~]#
    [root@centos7 ~]# hostnamectl set-hostname centos7
  • 2
    CentOS 7.7 NetInstall URL (Installation Source)

    CentOS7.x Netinstall Guide の「Example mirrors.sonic.net」リストから1つのリンクを入力します。
    例:mirrors.sonic.net/centos/7/os/x86_64/

  • 3
    CentOS 7 Software Selection

    用途別選択すれば良いですが、ここでは「Minimal Install」を選択します。

  • 4
    Manual Partitioning

    CentOS7.x Netinstall Guide の2ページ目。

    画面左下の+-記号をクリックしてパーティションを変更できます。
    +をクリックして下記の4つのパーティションを作成します。

    CentOS.ORG が推奨するパーティションスキームを参考に、ご自身の HDD 容量に合わせて割り当てます。
    swap パーティションは一般的に RAM の 2 倍を指定しましょう。ここでは8GBに指定しています。(RAM Size: 4GB x 2 = 8GB)

    CentOS.ORG 推奨推奨サイズ (最小)例:実際の割当 ( 1TB )
    /boot1GB1GB (1GB) 
    / (root)10GB残り全部
    /home1GB20GB (20GB)
    swap1GB8GB (8192MB)

    下記は OS 設置後のディスクの状況です。( サイズマウント位置 で確認 )

    /boot パーティションが約 500MB になっているのは インストール作業当時 Redhat の推奨サイズを参考にしたためです。パーティションは少ないよりは多めに割り当てるのが良いので、これから設置するなら1GB以上にした方が良いと思います。

    [admin@centos7 ~]$ df -h
    ファイルシス                 サイズ  使用  残り   使用%  マウント位置
    devtmpfs                  1.8G     0  1.8G    0% /dev
    tmpfs                     1.9G  8.0K  1.9G    1% /dev/shm
    tmpfs                     1.9G  201M  1.7G   11% /run
    tmpfs                     1.9G     0  1.9G    0% /sys/fs/cgroup
    /dev/mapper/centos-root   903G   41G  862G    5% /
    /dev/sda1                 494M  298M  197M   61% /boot
    /dev/mapper/centos-home    20G   13G  8.0G   61% /home
    tmpfs                     370M     0  370M    0% /run/user/1000
    [admin@centos7 ~]$ 
  • 5
    OSインストールを終えた後、ifconfig を使用できるようにします。

    No ifconfig in CentOS 7 Minimal Install!!
    Minimal Install では ifconfig コマンドが入っていません!!

    [root@centos7 ~]# ifconfig
    - bash : ifconfig : command not found 

    yum provides コマンドで ifconfig コマンドを提供可能なパッケージを探せます。

    [admin@centos7 ~]$ yum provides ifconfig
    読み込んだプラグイン:fastestmirror, langpacks
    Determining fastest mirrors
     * atomic: mirrors.thzhost.com
     * base: ftp-srv2.kddilabs.jp
     * centos-sclo-rh: ftp-srv2.kddilabs.jp
     * centos-sclo-sclo: ftp-srv2.kddilabs.jp
     * epel: nrt.edge.kernel.org
     * extras: ftp-srv2.kddilabs.jp
     * remi: ftp.riken.jp
     * remi-php73: ftp.riken.jp
     * remi-safe: ftp.riken.jp
     * updates: ftp-srv2.kddilabs.jp
    net-tools-2.0-0.25.20131004git.el7.x86_64 : Basic networking tools
    
    [admin@centos7 ~]$ 

    その結果、net-tools-2.0-0.25.20131004git.el7.x86_64 : Basic networking toolsifconfig コマンドが含まれていることがわかりました。

    net-tools パッケージをインストールして ifconfig コマンドが使えるかチェックします。

    [admin@centos7 ~]$ sudo yum -y install net-tools
    
    [admin@centos7 ~]$  ifconfig
    lo: flags=73<UP,LOOPBACK,RUNNING>  mtu 65536
            inet 127.0.0.1  netmask 255.0.0.0
            loop  txqueuelen 1000  (Local Loopback)
            RX packets 475142  bytes 133289144 (127.1 MiB)
            RX errors 0  dropped 0  overruns 0  frame 0
            TX packets 475142  bytes 133289144 (127.1 MiB)
            TX errors 0  dropped 0 overruns 0  carrier 0  collisions 0
    
    p1p1: flags=4163<UP,BROADCAST,RUNNING,MULTICAST>  mtu 1500
    ...
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